HMDで3次元モデルを立体視できるようにViewportをサイドバイサイド表示に設定する(その2)
HMDや使用しているカメラに合わせて画角を調整してみます.
使用するHMDはSONY HMZ-T1。仕様を調べてみると、
アスペクト比 | 16:9 | |
---|---|---|
視野角 | 約45度 |
とある.
ロボットに使用するカメラは、pointgrey research社のBFLY-PGE-13E4C-CS*1に、KOWA LM5JC1Mを取り付けて使っています。CCDサイズは1/1.8 "です。
レンズの仕様表から、
画角(度) | 2/3 型 | 82.4×66.9 |
---|---|---|
1/2 型 | 65.2×51.3 | |
1/3 型 | 51.3×39.6 |
とあるので、それぞれのCCDサイズの数字をもとに1/1.8"相当を計算してみると、
2/3:82.4=1/1.8:x, x=68.66667
1/2:65.2=1/1.8:x, x=72.4444
1/3:51.3=1/1.8:x, x=85.5
となり、線形にはなっていません。ここでは、それほど厳密に合わせなくて良いとして、多項式近似すると
y=25.885x^2-86.63x+139.44
となりました。x=1/1.8"として代入すると
y=69.55926
となりました。
HMDとカメラの画角にだいぶ差がありますね。どうすればいいんでしょう。ほんとに[2]。。。
人間の視野角は、[1]によると、人間の視野角は水平約200度,垂直約125度(下75度,上50度)とあるし、これも合わない。
とりあえず、HMDの画角や人間の視野角は無視してカメラ画像領域全域を表示するようにしましょう。
[1]http://snufkinski.tumblr.com/post/12994525147
[2]http://vrlab.meijo-u.ac.jp/~yanagida/pub/TVRSJ7_1_p69.pdf
*1:10ビットADコンバータなので、今選ぶならBFLY-PGE-20E4C-CSの方が良さそうですね