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cvl-robot's diary

研究ノート メモメモ https://github.com/dotchang/

北京で買うべき空気清浄機の研究

北京滞在一週間にして、毎日常時、高機能マスクを着けていたにもかかわらず、咳が止まらず、黄色い鼻水が出始めたので、
もう駄目だ~しまっちゃうおじさんのこと (ぼのぼのえほん)
と思い、大枚叩いて空気清浄機を買うことにしました。

性能も値段もピンキリで、いろいろ置いてあるので、要件を絞っていきましょう。

  • 除湿

北京ではよほどジメジメした部屋に住んでいるのでもなければ、除湿機能は不要です。部屋干しの洗濯物も一日で確実に乾きます。
大雨が降った翌日も、地面に水たまりができている、なんてこともありません。

  • 加湿

実はPM2.5より即効で効いてくるのが乾燥です。上記の具合なので、よほど喉の強い人でもなければ、乾燥でまず鼻と喉をやられます。
水分を多くとるようにしても、なかなか解決が難しいので、部屋の湿度を上げる努力が必要です。
ですので、加湿機能があった方が好ましいです。加湿機能がない空気清浄機を選んだ場合(加湿機能が付いた空気清浄機を選んだ場合も)、加湿器を別に置く必要があります。

たとえちゃんとした効果があったとしても、科学的に正確な説明ができるようになるまで付けないでくれると有り難い。
悲しいことに、ダイキンまで付け始めてしまった。ドライヤーもしかり。

PM2.5が多いとされる日は、なぜか鼻と目の奥が痛くなります。本当にPM2.5のせいなのかどうか目に見えないので判断が付きかねますが、対応機種を買っておいた方が精神安定にもよさそうです。PM2.5に効果があるとされている機能は、2種類です。
一つは、バイオHEPAフィルターです。大半の日本メーカーの空気清浄機能はこれに依存しています。汚れがたまってくると、風量や効果が落ちてくるため、空気が汚い地域では頻繁に交換する必要があります。ただ、このフィルターが空気清浄機の本体なので、値段がかなり高いです。
二つめは、ダイキンの電気集塵と電撃ストリーマです。高電圧をかけてホコリを分解し静電気で集めてしまう、という電気系にはとても魅力の機能です。目の細かいフィルターに頼らないので、風量が落ちることがなく、集塵機に汚れが付着しても水洗いすればきれいになって性能が落ちることもない、というのが魅力です。

中国製

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YADUなど名前を知らないメーカーの品がありました。
中国製品にも良いものがあるかもしれませんが、中国語がわからないので申し訳ないけれど調査の対象外に。

DAIKIN

http://www.amazon.cn/DAIKIN-%E5%A4%A7%E9%87%91%E7%A9%BA%E6%B0%94%E6%B8%85%E6%B4%81%E5%99%A8MC70KMV2-N/dp/B005EPLHSA/ref=sr_1_1_m?s=home-appliances&ie=UTF8&qid=1439385818&sr=1-1&keywords=DAIKIN
日本でもおなじみの70番が売られているようです。ただし、ちょっと高い。日本ではこれを使っているので、同じ値段なら欲しかった。
主な機能は、電気集塵と電撃ストリーマです。
ダイキン(DAIKIN) 加湿空気清浄機「うるおい光クリエール」 ホワイト ACK70N-W

SHARP

http://www.amazon.cn/SHARP%E5%A4%8F%E6%99%AE%E5%8A%A0%E6%B9%BF%E5%9E%8B%E7%A9%BA%E6%B0%94%E5%87%80%E5%8C%96%E5%99%A8KC-WB2-W/dp/B0098I04G0/ref=pd_sim_79_1?ie=UTF8&refRID=0M26QDP1CBFYXZEJ74JK
どうも日本では見かけない機種のようなので、中国専用設計なのでしょうか。比較的安価で出回っているようです。派手に光る(必要ないとは思うのですが)ので、見た目も悪くありません。
主な機能は、HEPAフィルターです。

PANASONIC

http://www.amazon.cn/Panasonic-%E6%9D%BE%E4%B8%8B-F-PDF35C-G-%E7%A9%BA%E6%B0%94%E5%87%80%E5%8C%96%E5%99%A8-%E7%BB%BF%E8%89%B2/dp/B0041G50SQ/ref=sr_1_35?s=home-appliances&ie=UTF8&qid=1439386649&sr=1-35&keywords=Panasonic
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パナソニックの空気清浄機はなぜか品揃えも悪く、中国での宣伝もうまくいっている感じには見えません。
イトーヨーカ堂などに現品展示がありますが、アマゾンに比べて表示価格が高すぎて日本人にも買えません。安くていいものが好まれる中国では、悪宣伝になってます。気の毒なぐらいに商売下手ですね。
主な機能は、HEPAフィルターです。

Philips

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こちらでは、フィリップス製の家電が全般リーズナブルなので人気です。交換フィルターの入手性が良いので、長期滞在する方にはいいかもしれません。

Blueair

http://www.amazon.cn/%E7%91%9E%E5%85%B8Blueair-%E5%B8%83%E9%B2%81%E9%9B%85%E5%B0%94%E7%A9%BA%E6%B0%94%E5%87%80%E5%8C%96%E5%99%A8/dp/B00C63Q2HY/ref=sr_1_1?s=home-appliances&ie=UTF8&qid=1439386899&sr=1-1&keywords=Blueair
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中国人もあこがれる空気清浄機が、スウェーデンのブルーエアです。電撃ストリーマとHEPAフィルタのいいとこどりしたような構造で、圧倒的な風量で空気を浄化するという理に適った設計に見えます。北京のこの尋常でない空気の濁りを見れば、小手先の機能よりも圧倒的な物量で攻めた方が良い、というのは誰にでもわかります。というわけで、本当はこれが欲しいのですが、とても高いのです。また、加湿除湿機能が付いた機種はなさそうです。

実はもうシャープの加湿機能付きKC-WB2-Wを1180元(約24000円)で買いました。
日本で買えば1万ちょっとのグレード品なうえに、3か月で帰るので高いですね・・・。一日待てば、同型上位機種KC-W200SWが999元だった、、、悔しい。
いろいろ調べて考えた上ではありますが、購入の決め手は結局、安心なアマゾンが販売していて早く手に入ること、でした。そんなもんです。
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ちなみに、北京の街中で、マスクをしている現地の人は100人に1人ぐらいしかいません。
ただし、本格的なガスマスクをつけている人を海淀区のカルフールで見かけました。

もっとすごい人は、アメリカ製の排煙脱硫装置を輸入してマンションに取り付けたりもしているそうです。
バルミューダあたり、風量自慢の空気清浄機を中国に持って来たら売れそうだけど、どうだろう?

http://www.amazon.cn/BALMUDA-EJT-1180SD-WK-AirEngine-%E7%A9%BA%E6%B0%94%E5%87%80%E5%8C%96%E5%99%A8/dp/B00HRLODYO/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1439389168&sr=8-1&keywords=Balmuda
と、思ったらすでに売ってるけど二倍高いのね。

追記:2015/08/26
さらにバルミューダが中国で売れない理由を発見。格安高性能携帯電話で有名な小米(シャオミ)が、格安コピー商品を販売しているからですね。
http://www.amazon.cn/%E5%B0%8F%E7%B1%B3-%E7%A9%BA%E6%B0%94%E5%87%80%E5%8C%96%E5%99%A8/dp/B00SKMQBK8/ref=sr_1_26_m?ie=UTF8&qid=1440553441&sr=8-26&keywords=%E5%B0%8F%E7%B1%B3
同じ工場で、同じ品質基準で、同じ設計図で、日本で設計していた日本人技術者が同じように作った上に、携帯制御機能を付けて格安で販売している、
のですから、中国人がわざわざバルミューダを買う理由は空気清浄機能の信頼性だけになります。
このバルミューダの空気清浄機の件は、真似されたのではなく、丸々盗まれたという方が正解に近い表現だと思いますが、技術者を引き抜かれるわきの甘さもあったように思われます。www.sankei.com
makepo.jp
wired.jp

近いうちに、シャオミの研究をしてみたいと思います。